安全管理に伴う緊急点検作業2
場所:西表島ケイビングツアー使用洞窟
作業内容1:緊急出口へ続く地上エリアのルート整備
作業内容2:エマージェンシーボックスの設置
日時:2023/10/13 PM12:00~
作業者:西表島アドベンチャーツアー代表/中川隆行
作業内容1:緊急出口へ続く地上エリアのルート整備
ツアーで使用している西表島の洞窟は地上へと通じる洞口は全部で6箇所
通常のツアーでは、山側の洞口と海側の洞口2箇所の横穴を利用しております。
緊急時に使う4箇所の出口エリアは通常は人が歩くことが無いエリアの為、迷いやすいジャングル
緊急時にジャングルのルートで道迷が起きないように、定期的に目印リボンを巻いておりますが、今回は取り合え時期にはまだ早いが、緊急点検と確認も兼ねて全て取り替えました

リボンは全て付け替え完了
視野性も上がり周辺が暗い時間でも見つけやすくなりました

第1出口(緊急搬出場所)
第2出口(緊急搬出場所)
第3出口(緊急搬出場所)
全て付け替え完了


通常の出口が使えないとは?
・地震などの災害により出入り口が崩れ退路喪失になる可能性
・想像も及ばなほどの大雨により洞窟内部の水位が急上昇し、行くことも戻ることもできず水の来ないエリアからの脱出する可能性
・そして、脊損など重篤な怪我が発生しストレッチャー搬送が確実になった場合は、狭い通路を通ることが出来ないため、竪穴より吊り上げるレスキューを選択する可能性
そのような場合に地上の救助活動がスムーズに行くために、搬出口(竪穴洞口)の把握は重要である
誰もが迷わず行ける重要性
私個人が把握していても意味をなさず、地上にいる複数の救助隊でも迷うことなくルートが歩き活動の手助けになるように
滅多に使うことがない、歩くことが無いエリアであるがために定期的な整備は重要である
作業内容2:エマージェンシーボックスの設置
本日午前中に回収したエマージェンシーボックスのリフレッシュと中身のアップデートを完了させ、一生使う事が起きませんようにと祈りを込めて洞窟内部へデポ

デポ地点は所属している八重山ケイビングガイド協会の西表島メンバーで共有。