光るコウモリとの出会い
目次
I discovered a glowing bat.
【光るコウモリの発見】
あの日、洞窟の奥深くで見た光、それはまるで某有名テーマパークのお化け屋敷アトラクションのような不思議な世界、太陽の光さえ届かない洞窟の漆黒の暗闇、その奥深くに数百いや数千もの青く柔らかく光る生物を。
【それは単なる偶然から始まる】
本業でもあるケイビングガイドツアーの演出の中で、時折ゲストに見せせている「燐光」と言う現象、一般の方には親しみやすいように「通称ラピュタ石」と呼んでいますが、沖縄の鍾乳石はかなり強い蛍光と燐光を発するた、特別なUVライトを使用して鍾乳石の燐光反応を見せ楽しんでもらっている。
上↑ 燐光(冷光とも言う)この洞窟は私が様々な洞窟で燐光を見た中でも飛び抜けてナンバーワンの光を放つ
いつものようにゲストを楽しませている時に、ふとこの光をコウモリに照射するとどうなるのか?果たしてコウモリはUVが見えるのか?感じるのか?
そんな好奇心がきっかけで発見した現象が光るコウモリなのである。
専門的にはルミネッセンス現象の中の一つだが、私の悪い頭ではほとんど理解できない理由なので、詳しくは書けません。。。苦笑😅
【全てはゲストを楽しませる為に】
ケイビングツアー中に「蛍光」や「燐光」などUVを使った演出をするのは、ケイビングや洞窟探検に危険や不安を抱く人が多いのは知っている、だからこそ違った見せ方をする事で洞窟の素晴らしさを知ってもらいたい、
洞窟で作られる鉱物の不思議を見せることで洞窟探検に興味を持ってもらたらと言う思いでした。
この石の不思議に気がついたのも単なる偶然なのですが、これに関してはまた別の機会に書きたいと思います。
【洞窟探検家として】
趣味でありライフワーク一つでもある探検活動、自称洞窟探検家としての人類未踏や人跡未踏の発見、その活動の中で発見した「人跡未踏」の洞窟が「西表島バットエンドケイブ」である。
発見当初は大量の土砂や泥、流木などで入り口が塞がり、当初は、とてもこの奥にこれほど大きな洞窟があるとは思えない場所でした。
ただ人跡未踏である事が確実な場所であった事が原動力になり、時間を見つけてはコツコツ通い、入り口を塞ぐ流木や土砂を撤去し開通したのは数ヶ月後だったと記憶している。

↑BAT END CAVEへのエントリー↑この入口が高い障壁となり現在でも人が近づく事の出来ない洞窟である理由
その後も時間を見つけては全容解明の調査や様々な下見を重ねツアーフィールドとして開拓してきた思い入れのある場所でもる
最終的には海まで通じ400Mを超える中規模クラスの洞窟発見となったが、SRTをはじめ、クライミング能力も必要なチムニングや水潜りなどケイビングの難易度は最難関でもあり、正直なところコウモリコロニーから先に続く海までのルートは二度と行きたくないと思えるほど精神的に追い込まれた場所だった。
【バットエンドケイブとバッドエンドケイブ】
この洞窟は、当店のケイビングツアーの中でも上級者にだけに参加を認めているバットエンドケイブと言うツアー、数百いや数千のコウモリ(カグラコウモリ/コキクガシラコウモリ/ユビナガコウモリ)コロニーを形成している。

しかもコウモリの大きなメインドームの両サイドに中ドームと小ドームと繋がりその奥が行き止まりになっている構造なので「コウモリの部屋の奥は行き止まり」と言うことで「Bat End Cave バット エンド ケイブ」と命名したが
もう一つの意味は、洞底に大量に堆積するコウモリグアノで耐え難い獣臭など最悪を詰め込んだような環境でもあるため「BAD END CAVEバッドエンドケイブ」でもあるのです
【なぜ光る?】
サソリやヤスデなどいろんな昆虫や鉱物が蛍光するのは知ってはいたが、まさかコウモリがこんなにもすごい蛍光を発するとは思ってもいなかった。
↑イワサキゼミ↑カグラコウモリが捕食していると思われる餌生物の1つだが、このセミも激しく蛍光する事をこの研究中に発見した、この現象は日本セミ学会の方も知らなかった発見らしい
生体蛍光が生成される原因は、コミュニケーション、捕食者からの回避、または同種の個体の視認可能性が考えられるそうだが、その全ては仮説であり、そのほとんんどが解明されていない世界らしい
ニューヨークタイムズの関連記事やナショナルジオグラフィックやBBCなどの関連記事を読み漁ったが結局の所「よくわからない」との結論に行き着く。

↑関係機関より研究目的の為に特別な捕獲許可を得ております。
青く眩しく輝くカグラコウモリを手に乗せた感覚は言葉では伝えられない不思議な感覚でした。
今年2025年の3月にイギリスで発表された「光るキクガシラコウモリ」の論文、2025年の7月にアメリカで発表された「6種類の光るコウモリ」などに様々な内容が記載されていたが、やはりまだまだ始まったばかりの研究であり結論はまだまだ遥か先になるのかもしれない。
私がネットを駆使して様々な光るカグラコウモリを調べましたが、耳の中や鼻先や爪だけではなく体毛も全てが光るコウモリは、八重山に生息するカグラコウモリだけだったが、世界は広い、まだまだ私たちも知らないような光り輝くコウモリはいるでしょうね。
まぁそもそもコウモリ専門家でもない素人の私の浅い知識でいくら検索しても出てこないのも当然なのかもしれない
しかもこのカグラコウモリは、世界でも八重山諸島のみ確認されている固有種である為、他と比較する事が出来ないためこれまた答えは闇の中なのかもしれない。
【光る哺乳類】
以前ネット上見つけたニューヨークタイムスの記事によると光る哺乳類の発見は、オーストラリアの研究チームによって行われました。彼らの研究によると、少なくとも125種の哺乳類で蛍光現象が確認されていると言われている。

なぜ哺乳類が光るのか、その理由はまだ完全には解明されていません。しかし、専門家によると、深読みは禁物で、単に偶然の産物である可能性もあるとされてもいる
関連ツアー①(現在は基準に到達したリピーターの方のみ閲覧可能)
【これこそ探検活動と同じ】
今回発見した「光るコウモリ」と同じ結局のところまだまだ未知の世界、
恐怖心と探究心と好奇心と共に、この先がどうなっているのかわからないから洞窟の奥へ進む、
私にとって今回の発見は人類未到や人跡未踏の洞窟を見つけ探検するワクワクと同じものを感じるのだ。
◾️今後私に出来る事は
私は学者や専門研究員ではない、ただこの未知なる「生体蛍光」を自分が納得できる範囲内で調べる事もライフワークに組み込みたいと思っている。
手始めにに沖縄の洞窟に住む全てのコウモリやその捕食生物の「生体蛍光」の反応の写真や動画データーの蓄積を趣味としたい思います。
というのは簡単だが、調査や探検活動は本業が「休み」もしくは「休む」しか無く当然だが無給である、今後のこのようなあまりにも地味ま活動を続けて行くには為にも、皆様がケイビングツアーどしどし参加して頂き経営を安定させたいものだ/苦笑

