マヤロックの滝へシャワークライミング

マヤロックの滝

西表島・ユツン川支流に佇む秘境「マヤロックの滝」の魅力

西表島といえば、マングローブ林やジャングル、無数の滝が織りなす自然の宝庫だ。その中でも、観光地化されていない“知る人ぞ知る”秘境が存在する。ユツン川の支流にひっそりと流れ落ちる「マヤロックの滝」だ。

ユツン川と言えば「ユツン三段の滝」が最も有名で、冬季の西表島のアクティビティツアーの中では、最も人が来る有名ポイントでもあり、今までには国民的人気番組でもある「世界の果てまでイッテQ」のロケ地に使われた事もある。

一方マヤロックの滝は、地図にも詳細に載らない滝だが、ユツン三段へ続く登山道からも比較的簡単にアクセス出来る為、三段の滝のついでに訪れる人はいる

ただ河口から沢筋を辿りマヤロックの滝までシャワークライミングで遡上する人は、まだ皆無に等しい

西表島・ユツン川支流に佇む秘境「マヤロックの滝」の魅力

理由は至ってシンプルでアクセスの難しさゆえである

ユツン川は、古くから島の人達の間で「暴れ川」と呼ばれ、一度雨が降れば、逃げ場の無い深い渓谷は瞬く間に増水し深刻な事故に繋がる恐れのある川で、過去にも増水による事故は発生している。

そう言った理由から人があまり立ち入らないが故に神秘性をいっそう際立たせている。

地形や天候変化など様々な状況に対応出来る地元ガイドの引率が無ければ、見る事が難しい渓谷だが、今現在の西表島で、ここまで人が来る事が少ない渓谷は珍しい

理由は至ってシンプルでアクセスの難しさゆえである

あえて冒険的スタイルで挑む

マヤロックの滝へたどり着くには、登山ルートでお手軽に行く方法か、しっかりとした装備と専門ガイドと共に行くシャワークライミングがある。

まるで絵本のよう苔で覆い尽くされ滑る沢の渡渉やぬかるんだ獣道、大岩登りや、洞穴滝の胎内くぐりなど、決して歩きやすい道ではないが、西表島で唯一の本格的なシャワークライミングを楽しみ、道中もゴールも全て西表島の本当の姿を知る事こそが冒険なのだ

 

道中は手付かずのリアル原生林ジャングルが広がり、運が良ければイリオモテヤマネコやカンムリワシやセマルハコガメに出会うこともあるかも知れない。

あえて冒険的スタイルで挑む

 

自然と真っ直ぐ向き合う

そうした冒険の果てに現れるマヤロックの滝は、まさに秘境の象徴だ。落差は10メートルほどながら、横幅が広く、扇状に3本流れ落ちる水は神秘そのもの。

滝壺では泳ぐ事もでき、他ではなかなか味わえない体験が可能だ。しぶきを浴びながら見るその光景は、幻想的で神聖さすら感じさせる。

滝の周囲は鬱蒼とした緑に囲まれ、訪れる人も限られることから、静寂と共に自然の息吹を感じることができる。

人工物の一切ない空間で、自分だけがこの滝を発見したような錯覚すら覚えるだろう。それはまるで、時間が止まったかのような感覚。現代社会の喧騒を忘れ、自分と自然がまっすぐに向き合う瞬間が、ここにはある。

自然と真っ直ぐ向き合う

マヤロックの滝

ここは、有名な観光ポイントでもなく、インスタを賑わす映えスポットも、もちろん案内標識すらない。けれども、それこそがこの滝の最大の魅力であり価値なのだ。

自分の足と感覚を頼りに進んだ先で出会う、ありのままの自然。それはまさに“探しに行く価値のある景色”といえるだろう。

西表島の奥深く、ユツン川の支流でひっそりと息づくマヤロックの滝。訪れる者を選ぶその静けさと美しさは、一生心に残る体験となるはずだ。

マヤロックの滝

圏外の絶景

近々この沢に、はじめてテレビカメラが入ると聞いた、どのようにこのダイナミックで美しい渓谷が映し出され、どのような感動を人に与えるかは未知数だが、今後人混みを避け、本来の西表島の姿に触れたい旅慣れ遊び慣れた旅行者が訪れたくなる事は間違いないだろう

以前、まだ人がそれぞれ行く事が無かった奥ゲータの滝も、はじめて「世界の果てまでイッテQ」で紹介された後、西表島で一二を争う人気スポットになったくらい、まだまだテレビの影響力は大きいが

人で賑わう有名な場所と違い

この様な手付かずの自然が残る素晴らしい場所は、手付かずであるが故のリスクも高く当然だが携帯電話も圏外である、万が一に備え地元ガイドの引率が必須である事は言うまでない。がそんな圏外にこそ絶景はあるのかもしれない。

圏外の絶景

 

記事関連ツアー
西表島スーパーシャワークライミングで行くマヤロックの滝

西表島アクティビティーツアー本格シャワークライミングツアー

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA