◾️サガリバナとは

日本最南端の原生林ジャングルぬ覆われ、世界自然遺産にも認定されている西表島は、豊かな自然に恵まれた楽園のような島です。

サガリバナは、熱帯アジアやオーストラリアに自生するサガリバナ科の植物で、夏の夜(6月下旬〜7月中旬)に咲き始め、朝にはその花を散らしてしまいます。この一夜限りの儚い花の姿は、見る者の心を打ちます。

◾️サガリバナの花言葉

サガリバナの花言葉は「幸福が訪れる」これはサガリバナが一夜花であることが由来していると考えられます。

◾️幻想的な夜の花

サガリバナは、夜の闇の中で大輪の花を咲かせます。その花は白やピンクやほんのり黄色まで様々な色合いで、花びらは細く長い糸のような形状をしています。

花の中心から伸びる無数の雄しべが放射状に広がり、まるで花火のような形状をしています。このため、サガリバナは「夜の花火」とも称されます。

花が咲く夜には、辺り一面に甘い香り(人によってはバニラの香りに感じる人やチョコレートの香りとも言われる)が漂い、その香りに誘われるように多くの昆虫たちが集まってきます。

その花火のような花が散り、鏡のように穏やかな水面に浮かぶと、ミラーリング効果で水面にサガリバナが反射し、まん丸の小さな花火が水面一面を覆い尽くすかのような幻想的な風景を見せてくれる。

◾️サガリバナの鑑賞

西表島では、サガリバナの観賞が、夏季の最も有名なアクティビティーの一つになっています。特に、6月下旬から7月中旬にかけてのサガリバナのシーズンには、多くの観光客が訪れます。

観賞の方法としては、カヌーやカヤックを利用して川を遡り、川岸に咲くサガリバナを間近で見ることが一般的です。夜の静寂が広がるマングローブの川を漕ぎ上がると、胸が詰まるほどの濃厚なサガリバナの香りが充満すし、夜明けと共に散り始め水面を受け尽くすサガリバナの花を眺める体験は、他では味わえない特別なものです。

◾️島民には当たり前の花

サガリバナは島中の住宅地や農作地などにいくらでも観る事ができるので、島の人にとっては珍しくもなんとも無いありきたりの花であった、そんなどこにでもある当たり前のサガリバナを夜明け前の暗い川へわざわざ見に行く考えに至らなかったのは、当たり前なのかも知れない。

西表島夜明けのサガリバナカヌーツアー 明細はこちら

◾️夜明けのサガリバナカヌーツアーが有名なった理由

西表島のサガリバナカヌーツアーで最も有名なのが「シイラ川:後良川」である、これは西表島のサガリバナカヌーツアーを最初に紹介した某有名ガイドブックが「シイラ川で観る奇跡の絶景サガリ花絨毯」などのキャッチーは言葉で25~26年ほど前に紹介した事に由来すると言われている

◾️夜明けのサガリバナカヌーツアーの始まりとは

大手観光会社が主催するマングローブカヌー体験ツアーが島で始まった頃に、沢山のカヌー参加者が川の上流での小休憩に使い為の折りたたみチェアーを、早朝に運ぶと言う仕事をしていた筆者だが、夜明けの時間にサガリバナが水面を受け尽くす風景を連日見ながら「こんな素敵な時間と風景を皆んなに見せたい」と思いついたツアーでもある

◾️今でこそ有名だが

手書きのチラシを作成し、地元民宿などに置かせてて頂くお願いをしている時にも「まだ暗い夜明け前にカヌーなんて正気じゃないよ」など様々なネガティブな意見も言われたが、それも懐かしい過去である

今や、夜明け前の暗闇を漕ぎ出し夜明けをカヌーを漕ぎながら楽しむ事が当たり前の時代である。

◾️地名に「良:ら」の字が付く場所に大群落

一番有名な「シイラ川:後良川」そしてそれに次ぐ人気は「マイラ川:前良川」「ナカラ川:仲良川」など、西表島に43本も川があるのになぜ「良:ら」の文字がつく川だけに大群落があるのか?

島では開拓民達が日々の暮らしの中で、稲作や農作、狩猟も含め恵の多いエリアに「良」と文字を多用する事に由来するようで、自分の土地の境界線や猪などの被害から畑を守るためにサガリバナを刺し技で植えた歴史があると言われている

いずれその土地は使われなくなり、農作放棄地に残されたサガリバナがその後大群落を形成したと言う説が最も有力である。

◾️サガリバナの人気は沖縄県全体に広がる

サガリバナの人気は、西表島だでなく、石垣島や宮古島、沖縄本島にまで広がる。サガリバナが咲く期間には、地元の人々が様々なイベントや祭りを開催し、観光客を迎え入れます。例えば、地元のガイドによるサガリバナ観賞ツアーや、ライトアップをした散策路の整備などを行われている地域もある。こうした活動を通じて、地元経済の活性化が図られています。

◾️自然保護と持続可能な観光

一方で、サガリバナの観賞には自然環境への配慮も求められます。サガリバナの生息地はデリケートな自然遺産の中であり、多くの人々が訪れることで環境への負荷がかかる可能性があります。地元のガイドや観光業者は、観光客に対して自然保護の重要性を啓蒙し、持続可能な観光を推進しています。また、観賞ツアーの際には、ゴミの持ち帰りや音を立てないなどのルールが徹底されています。

◾️一夜限りの美しさを目撃

サガリバナは夜に咲き、朝になるとその花を散らしてしまうため、その儚い美しさを見られるのは夜明けのわずかな時間だけです。この短い時間にしか見られない花の姿は、特別な体験として多くの人々を引きつけます。

◾️静寂と自然の音に包まれる

夜明けの時間帯は、自然が静まり返り、川のせせらぎや鳥のさえずりが一層際立ちます。カヌーで川を進むと、人工的な音が一切ない中で、自然そのものを感じることができます。この静寂の中でのサガリバナの花を見る体験は、濃厚で濃密な香りは、心を落ち着かせると同時に、自然の美しさをより一層引き立てます。

◾️朝日に照らされた幻想的な風景

夜明けの光が差し込むと、サガリバナの花が淡い光に照らされ、幻想的な風景が広がります。花びらに朝露がキラキラと輝き、その光景はまるで絵画のようです。この特別な時間帯にしか見られない風景は、写真愛好家や自然愛好者にとっても魅力的です。

◾️気温の快適さ

日中のジャングルは非常に暑くなることがありますが、夜明けの時間帯は比較的涼しく、活動しやすい気温です。特に湿度が高くなる前の朝の時間帯は、快適にマングローブジャングルを探検することができます。

夜明けのジャングルは、自然の美しさと生命の息吹を感じる特別な時間です。静寂の中で新たな一日の始まりを体験し、独特な風景と動物たちの活動を楽しむことができます。この特別な時間帯をぜひ体験してみてください。

◾️混雑を避ける為に

観光シーズンには多くの人々がサガリバナを見に訪れますが、夜明けの時間帯は比較的混するようになり、ゆったりと観賞する事が出来にくくなってきました。サガリバナはやはり夜明けの観賞は理想的。静かに自然と向き合いたい人や、ゆっくり写真を撮りたい人などは、ツアー時間にゆとりがあり少人数のツアーへの参加がお勧めです。

◾️エコツーリズムの実践

近年では、エンジンボートで沢山のゲストと共にサガリバナを見に行くボートツアーも登場しておりますが、カヌーが漕げなくなった高齢の方や、身体にハンデキャップのあるかには、ボートでの鑑賞はなくてはならない手段ではあるや、健常者はやはりカヌーでの移動が環境に優しく、自然への負荷を最小限に抑えることができます。西表島のエコツーリズムの一環として、自然環境を保護しながら観賞を楽しむ方法としても推奨されています。

夜明けにカヌーでサガリバナを見に行くことは、ただ花を見るだけでなく、自然との一体感や静寂の中での癒しを求める体験となります。この特別な時間帯にしか味わえない美しさを、ぜひ体験してみてください。

◾️終わりに

西表島のサガリバナは、その美しさだけでなく、一夜限りの儚さや幻想的な雰囲気で多くの人々を魅了しています。自然と共生しながら、地元の文化や経済を支える存在としても重要です。西表島を訪れる際には、ぜひこの特別な花を観賞し、その魅力を肌で感じてみてください。

◾️お勧めのサガリバナツアー

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