洞窟レスキュートレーニング
訓練内容:スモールパーティーレスキュートレーニング
日時:2024/12/16
訓練内容:スモールパーティーレスキュー
1人での洞窟内からの水平ストレッチャー搬出訓練
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「やらない」と「やれない」は天と地の差
ガイドである以上続けていかなければならない時間
「やれるけど」「必要ない」常に必要にならないツアーを心掛ける為にも訓練は重要である
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●備忘録●
システム作成/25分
入洞からストレッチャー搬出まで30分
合計55分で完了
あくまでも練習なので、実際の現場になることは想像したくないが、本番であれば3〜4倍以上の時間がかかるだろう。
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◾️シチュエーション◾️
洞窟内で滑落などにより転落後、要救助者発生「脊損疑いあり」の為、完全固定後水平にてストレッチャー搬送必須
洞窟内部の狭小空間のストレッチャー搬出は、洞窟二次生成物を破壊しない限り搬出不可の状況となるため、天窓からの吊り上げレスキューが良策と判断
ツアー開催地が僻地離島の為に、消防の救助要請を行なっても敏速な救助作業は望めない、救助隊到着までの間引率ガイドが行うセルフレスキュー
ガイド1人でゲスト1人を洞窟内部から吊り上げ救助
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★注意★
西表島の洞窟に特化した内容であるり、僻地離島と言う地域ハンデを克服するために考案したSPRである
特殊な技術が多く含まれる為、安易に真似をすることは非常に危険である
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洞窟内のアクシデントは地上のアクシデントと異なり、容易な救助方法がないのが現実である
日本でもスキルを学べる場所は少ないであろう
だからやらなくていいかではない
実際にはレスキュー技術は永遠に出番ない事が望ましいのでノーレスキューがグットレスキューではあるが
事故は確率の問題であり決して起こる確率を0にする事が出来ない限り、練習や訓練はガイドとしての職業に就く限り続けていかなければならない事である
頭での理解だけでは現場で絶対に出来ない
体や手が自然と思い出すまで徹底的に練習を積み重ねる
このシステムを構築したりスキルを身につける為に県外へ講習へ参加したりナショナルライセンスを取得したり、資機材を購入するのにとてつもなく長い時間やお金を投資したが、これを使う日が来てはいけない。。。
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本番前はちゃんと室内で復習を行います
資機材の一部はYCA八重山ケイビングガイド協会から借用いたしました