シーズン前の大切な仕事:レスキュー訓練

シーズン前の大切な仕事:レスキュー訓練

久しぶりの更新となりました西表島アドベンチャーツアー海歩人の中川です。

そろそろ1年で最も忙しい??(忙しくなってもらわないと困る/笑)サマーシーズンまであと少しの6月中旬になりました

今夏シーズンも安全に無事故でツアーを行うために気を引き締める思いを込めて今日はレスキュー訓練を行って来ました

今日は近年認知度が上がり人気急上昇中のケイビング(洞窟探検)、そんなケイビングツアー中に最も傷病者の搬送が難しいと思われるエリアでの「万が一」を想定したシナリオトレーニングとなりました、私を含め日本ケイビング連盟:西表島支部所属メンバーのメモ代わりのブログとなりますので一般の人には興味の無い内容でしょうから この先は読まないでいいですよ/笑

ジャングルに潜む吸血昆虫の大群に襲われサウナのようなジャングルで汗だくになりボロボロに疲れる作業….訓練でこんなにキツイんだから本番なんて……想像しただけでもゾッとしますね〜

こんなレスキュー訓練が無駄に終わるように無事故でこの夏のシーズンを終えようとと心に誓った1日でした

シーズン前の大切な仕事:レスキュー訓練

シーズン前の大切な仕事:レスキュー訓練

忘備録

私たちがツアーを行う西表島は消防署もなく携帯電話も通じにくく敏速なレスキューが行いにくいポイントであり、しかも洞窟と言う特殊空間である事がレスキュー活動をより難しくしてしまう事が予想されます

今回のシナリオ:通称ユツン洞窟 最下層ドーム付近 天窓直下写真ポイントの場所から滑落、傷病者は滑落により脊髄損傷の疑いあり バックボード固定とストレッチャーでの搬送が条件

事故現場は海への出口も山側への出口も数箇所ストレッチャーが通せないポイントがあるので竪穴洞口よりの搬送が条件

レスキュアー及びシステム構築 1名で行う システム構築の装備は全て西表島支部の備品を利用

ハイライン(ダブル)11mmスタティックロープ30M×2本(黄色)

支点:立木を利用 中間(ディベーション)支点:立木を利用

メインロープ10.5mm(70M)実際に必要な長さは50Mは必要

フィックスプーリー2個 レスキュープーリー1個 タンデムプーリー2個 ダイニーマシュリンゲ120cm×4本 オーバルカラビナ25枚 ストレッチャー用パーセル4本 ストップ1個 プルージック4本 ウェビング3本 ハンドアッセンダー1個 ストレッチャー1台

ハイライン張り込みからレスキューシステム構築まで1人で15分以内には完了し洞内よりストレッチャー搬出まで約15〜20分で行えるようになりましたが、実際の事故現場では様々な要因で何倍も時間がかかることは確実

今回も小さな事でしたが、様々な改善点を発見しました、メンバー全員で共有しながらより安全で安心できる方法をこれからも模索します

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA