May 31, 2022

与那国島洞窟探検:ケイビングツアーエリア開拓

与那国島ケイビングエリア開拓

大きな収穫が得られないまま終わった2016年の洞窟調査/ケイビングツアーエリア開拓から早6年が過ぎ、心の中らか与那国島の思い出も消えかけた頃、再び与那国島の洞窟調査に関する話が浮上した

与那国島洞窟探検:ケイビングツアーエリア開拓

今回は、私個人と与那国島の企業とコラボ探検活動なのだが、重要な協力者は前回の調査で様々な情報や現地調査を行ってくれたY氏、ほぼ一人でコツコツ島中を歩いて集めた洞窟に関する情報のおかげで、今回の洞窟調査がわずか2日で7本の洞窟を調査出来た

Y氏の事前調査無しには、なし得なかったことは言うまでもない、頭が下がる思いです。ありがとうございました。

まだまだマイナーで変人扱いされてしまうケイビング(洞窟探検)ですが、アウトドアガイド歴25年の私が断言するほどケイビングは無敵の最強アクティビティーである

そんなアクティビティーで島を巡れる日が来るように、時間を見つけては色んな島でツアー化出来そうな洞窟を探しています、その中でも日本最西端の与那国島は一番開拓したいエリア

現在沖縄県で本格的なケイビングツアーを体験できるのは、西表島

そして八重山最大の規模を誇る石垣島

だけである

いつの日か与那国島〜西表島〜石垣島〜多良間島〜宮古島〜沖縄本島〜本州〜北海道など日本中〜そして世界の洞窟まで旅行の目的がケイビングと言う人が現れる事を期待している


日本最西端の島の観光

与那国島のアクティビティー観光と言えば、ハンマーヘッドをはじめとするダイビング。海底遺跡、カジキに代表される大物釣りなど海をメインとするが地上や内陸部のアクティビティーは、ほぼ0の島

でも沖縄観光の敵でもある冬や悪天候などの影響は大きく、海が時化た時や冬の沖縄は、ジャングルのある西表島以外はやる事を探すだけでも一苦労

日本最西端の島の観光

ただケイビングだけは夜でも冬でも雨でも遊べる、夏に依存する沖縄観光にとって非常に未来を感じるアクティビティーだと思っています

八重山で古くから洞窟探検(ケイビング)に携わっていた私にとって、未来の観光資源を与那国島で見つけることができれば、これ以上嬉しい事はない

そのきっかけになればとの思いから、八重山ケイビングガイド協会を設立したのだ。


【結果から】

今回の調査では、現在の与那国島では本格的なケイビングツアーが盛んな西表島や石垣島に匹敵するような300Mを超えるサイズは見つけることは出来ませんでした

与那国島洞窟探検:ケイビングツアーエリア開拓

ただ島の大部分が石灰岩で海抜の高いエリアにも洞窟でできる可能性がある与那国島は、まだまだ調査を継続する魅力に満ちた島です


【噂では6kmを超える洞窟もある?】

島の人に洞窟のことを尋ねると70代以上のおジィーたちは口を揃えていうのは、集落から集落を結ぶ長い洞窟があるというのだ、6kmはすごいサイズだが、噂のエリアの土地改良の歴史や現在の状態を調べてみたのだが、期待は薄い場所である


【洞窟調査エリア1:南西部エリア】

与那国島洞窟探検:ケイビングツアーエリア開拓

HIYANDAKUDAYA_CAVE、戦争中は防空壕として使われていた洞窟らしい、大きなアコウの木が目印らしいが、長年放置された与那国のジャングルは険しく、入口を探すことは容易ではない、GPSを持っていかないと迷うこと間違いなし

ドリーネの底に開口している洞口の第一印象は「かっこいい!」と素直に思える、雰囲気たっぷりの洞窟である、ケイビング人生初体験の人には最も適した形状とサイズ

サイズは80mほどで、洞口も洞内も天井までの距離は高く、狭い場所が苦手な方も不安を抱かない形状で二次生成物も、つらら石、洞窟珊瑚、ケイブパール、リムストーン、石筍など鍾乳石の発達は良い

しかも写真映えする鍾乳石が広場る開放型の横穴や経験者のドキドキする劇狭のエリアもあり半日で体験ケイビング体験ツアーとしては使いやすい洞窟であった


【洞窟調査エリア2:エリア非公開:120mの河川洞窟】

与那国島洞窟探検:ケイビングツアーエリア開拓

ここは新発見の可能性が非常に高い為写真や場所などの情報は控えますが、今回の与那国島洞窟調査で最も楽しく感じた洞窟が与那国の渓谷の流れる沢水の排出ポイント

入洞いきなり濡れる(しかも深い)沖縄県の洞窟で珍しいパターン、水質も悪いわけではなく、顔半分しか出せない水没エリアを抜けると小さな滝が2つ続いたり前半半分は、ケイビングツアーとしては十分なエンターテイメント性がある洞窟

ここは今後の展開を考えても、もう一度しっかり調査を続行したい洞窟

二次生成物は最奥のエリアにストローなどが少しあるが発達状態は今回の調査した洞窟の中では最も悪い、水流が多く激しいのが影響していると思われる


【洞窟調査エリア3:北部エリア:170m貫通型横穴】

与那国島洞窟探検:ケイビングツアーエリア開拓

HAEHIKIDAYA_CAVE、起伏もあり長さもあり、洞口も3か所あるのでケイビングツアー向きの形状であるが、崩落が激しい部分が多く、ルートを確立するには時間がかかる洞窟である

今回は洞口の地主さんの許可を頂き、すべてのエリアを調査できたので収穫が大きかった洞窟である


【洞窟調査エリア4:北部エリア:40m縦横複合】

NICHINHIKIDAYA_CAVE、上記のエリア3のすぐ側にある洞窟で探検する部分はほとんどないが、与那国島で現在唯一SRT(-20m)でエントリーできる唯一の洞窟である、竪穴とは別に横穴からも出れるので安心ども高い

洞底からの眺めは迫力があり、洞底に差し込む太陽のビームが美しく、与那国島の天使の梯子が見れる洞窟である


【洞窟調査エリア5:北部エリア:300m横穴】

 

NUNBARU_CAVE、現在発見されている洞窟では与那国最長の横穴洞窟、1977年に愛媛洞窟探検部の調査では300mとなっているのだが、今回の調査では50mほどで大量のゴミが堆積していたため、その先にあるはずの大きなホールまでは辿り着かなかった

形状は楽しめる洞窟だが、水質があまり良くなく、時々原不明な肌の痒みが発生する水が気持ちを萎えさせる洞窟でした。


【洞窟調査エリア6〜7:南部エリア:海食洞窟】

沖縄県の島々にある海食洞窟の中でも、与那国島の海食洞窟は信じられない規模でした、その大きさはボーイング737クラスが2機余裕で収まる規模なんです

与那国島洞窟探検:ケイビングツアーエリア開拓

HIBIDAYA_CAVEとIRABUGAMA_CAVE

特に規模の大きいHIBIDAYA_CAVEは、洞窟までの距離は近いがアクセスルートの危険度は凄まじく、僅かなミスで崖下50mに落下するような場所でしたが、インパクト大

ケイビングツアーでは使えないが、そのロケーションから十分ツアーポイントになり得る場所です。


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